諸説あります

カスカス備忘録

オシャレ談義

まず前提として、私が思うオシャレとは

  • 似合ってる
  • 歳相応
  • TPOを弁えている

この3点を押さえた装いである。デブがピッツピツの服を着たりババアがフリフリのレースを着たり結婚式で肌を露出するのとかは違うので悪しからず。

 

 

【なぜ服を着る?】

洋服はおまたやおっぱいを隠すもので、着ないと外に出られない。それだけなら布を巻けばいいのに、なんでこんなに色んなブランドや価格帯、色形があるのだろう?

 

無論、自己主張や自己満足の為である。

「私はこういう人間になりたい!」

そう思うのは至極当然。なので、イメージがしやすいようにアパレルブランド毎にテーマが異なる。ナチュラル系、コンサバ系、ガーリー系……様々なブランドイメージからなりたい自分を想像して服を選ぶ。

そうしてなりたい自分に近づけた時、欲求が満たされて幸福感を得る。その幸福感が生きる糧になる。

 

【ブスはオシャレしても意味がない?】

自己満足の為と先述したが、他者が「ブスのくせにオシャレなんかして」と蔑むのをよく聞く。ブスはオシャレしても意味がないのだろうか?

言われたら悲しいであろう「ブスのくせに」という爆弾ワードのインパクトが強いが、次に続くのは「オシャレ」である。褒められているのだ。ブスな外見はそうそう変えることは出来ないが(酷)、ファッションは思想や憧れを投影していて言わば理想なのだ。それを褒められるということは外見ではなく内面に秘めたセンスを認められていると捉えることが出来る。

(余談)

私は自他共に認めるブスだが、「服装だけはオシャレだね〜」と言われたら素直に嬉しい(一言余計だな〜とは思うが)。この顔面で27年も生きてりゃあ、まともな神経なら自分がブスなことくらい自覚している。なりたい自分になる為に選んだ服装が褒められると、生き方が認められたみたいで嬉しいのだ。

 

【似合う服を選ぶこと】

センスが無い、わからない、と億劫になってオシャレを諦めるのは勿体無い。似合う服を選ぶことで一気に好印象になることがあるし、コンプレックスだってカバー出来る

オシャレを諦めたり、好きだから!と気持ちだけで服を選ぶ前に、まずは似合う服を見つけることが大切だ。

 

【コンプレックスを認め、カバーする】

とは言え、似合う服なんてわからない。そう思ったら先ず自分のコンプレックスを理解することから始めるべきだ。コンプレックスを理解してカバーすることで服が自ずと似合ってくる。

(余談)

私は身体中にコンプレックスが100個以上ある。

一つ例を挙げると、足がとても短い。

すごく短い。柵とか跨げない。なのでスニーカーにインヒールを入れたり、ハイウエストなジーンズをタックインして履いてみたり、ワンピースはベルトマークできるものを選んでいる。ウエスト位置の低いものは選ばない。

こんな風に(全部書くとキリがない)嫌だな〜と思う部分を上手くカバーしていくと、服が似合うようになる。効果的な洋服選びが大切だ。

 

【他者からの見え方を意識する】

自分で見慣れていても、他人から見たら「えっ」というケースも多い。似合っていない、年齢不相応、場違い……など。

なので他人に服を選んでもらうことも大切だ。

経験談だが、アパレル販売員時代に強く思ったことがある。「安心できる」服に頼りきりの人が多い。似た形や色など、理由は無いけれど同じような服を選びがちな人が多いのではないだろうか?

意外と、似合う服が他にあったりする。すごくスタイルが良いのに身体のラインが出ない服を選んでいたり、華やかで目鼻立ちが良いのに暗い色を選んでいたり……。安心は出来ても結果としてマイナス効果になってしまうこともあるので、たまには友人や恋人に服を選んでもらうことをオススメする。

(余談)

私はかっこいい雰囲気に憧れてハイネックを好んで着ていたが、「顔がデカイの目立つやん」と言われて最近ではVネックを選ぶようになった。確かに少しマシになった気がする。

ありがとう……(Love you……)

 

【似合う服を見つけたら】

自分の似合う形、色、柄、素材を見つけたら、あとはなりたい自分のイメージを明確に持ってブランドを選んでいく。理想の人がいたら聞いてみるのも手だ。今はインスタで簡単にリサーチも出来るので、好きなモデルさんや芸能人がいたら真似してブランドを選んでみるといい。

私は好きなモデルさんの着ているブランドを逐一チェックして、真似できそうなら真似している。価格が高い! となれば似たような服を探して真似している。

 

【安い服がいい? 高い服がいい?】

ピンからキリまである洋服の価格帯。安い服がいいのか高い服がいいのか。善良なアパレルブランドならば、品質が値段に比例する。

しかし結論としては甲乙付けられないのだ。安くても高くてもそれぞれにメリットデメリットは存在する

 

安い服のデメリット。言わずもがな安い素材を使っている。毛玉が出来やすかったり斜行(洗濯した後に歪む)しやすかったり。低コスト=技術の乏しいパタンナー(服の壁紙をおこす人)だと服のシルエットが悪くスタイルが悪く見えたり。

しかしメリットもある。旬のデザインや色を低価格で購入できるので冒険しやすい。アレンジや組み合わせ次第では高見えする。

 

高い服のデメリット。やはり価格がネックで購入するのに勇気がいるだろう。大切にしすぎて着て行く機会が意外と少ない、なんてこともある。

もちろんメリットも多く、デザイナーの思想を形にした洋服は唯一無二の世界観を持っている。袖を通すたびに幸せな気持ちになるだろう。素材も拘っていればまさに一生物、長く着れる服になる。

(余談)

私の尊敬する皆川明氏の洋服はほつれた箇所から新しい色が出てきたり、お直しも一人一人に合わせて行ってくれるらしい。高かったけどお迎えして良かった、となるよね。

 

色々言ったが、安物買いの銭失い高かったけど箪笥の肥やしなんてことにならなければ、自分の着たい服を着ればいいと思う。

 

【オシャレを楽しむということ】

洋服は思い出に寄り添う。洋服選びから旅を始めている人は素敵だ。

○○に行くからこれを着て行く。○○を食べるからこの柄を着て行く……など、思い出を色濃くするために洋服選びをする人って憧れる。

写真で残るのはもちろんのこと、自分の着ていた洋服まで思い出の一部に出来るって素敵だよね。そうやって大切に大切に生きていける人って感受性も豊かで見た景色が色濃く自分のセンスになるんだろうなぁ、と感服する。

(余談)

私の好きなモデルさんがそうやって洋服を選んでいてとっても憧れる。何でも似合うのももちろん素敵なことなんだけど、こうやって色んな景色を大切に残しているからこそセンスが良くて何でも似合ってしまうんだろうな〜と。ずっと憧れやで。

 

【洋服選びは楽しい!】

似合う服がわからない人、オシャレをするのが億劫な人、ブスだからって卑屈になっている人。似合う服や憧れの人を見つけてオシャレを楽しもう!

自己満足だっていい、理想の自分に近づけた時、きっと生きる活力になる!

 

(余談)

これ書いてる女が現在ニートってだけで説得力0なんですけどね。

ンガハハハハハ!!!

 

(了)