クソ女、免許を取る【1日目】
【集合】
基本的に真面目な私は今日も集合場所へ一番乗りだった（20分前集合）
送迎のマイクロバスを発見し、キャリーを持ったまま颯爽と乗り込む。相当ヤル気である。
後から来た運転手のおじさんに「エ！！まだ乗らないで！！」と怒られて降ろされる。下車。
続々と揃う女子たち（女限定合宿）
みんな若い……そして友達と一緒で楽しそうだ……。
余談だが、事前の電話では全員一人参加だと聞いていた。団体の中に一人参加だと、陰キャが参加を渋るため嘘をついていたのだろう。まんまとやられた。
ボッチ爆誕の瞬間である。
しかし異国の地では気にならないものだ。好きなことをして好きなように過ごしたい。
ーー我が道を……（アーメン）
【昼食】
（↑焼肉定食。ご飯おかわり自由）
10種類の定食メニューから選べる。非常に美味い。
指定の紙に、カタカナで名前と食べたい定食を記入する。カタカナじゃないとおっちゃんが読めないらしい。
そこそこに丁寧な字で記入。
「焼肉定食のォ〜〜●●（我の苗字）……」
「コシさん〜〜〜〜」
……ユミだよ。
カタカナでも読めてねぇじゃねえか！！
訂正も出来ずに「どうもコシです」といった顔つきで受け取った。覚悟を決めた面構えである。
ちなみに、周りの目も気にせずにご飯おかわりしていたらボッチ友達が出来た。みんな若い。
みんな若くて可愛いからもう顔忘れた。悪い癖である。
【座学】
非常に真面目な為、ノートを執り過剰に頷く。こういうの、内申点に影響するからね。
【擬似運転】
「マリオカートと湾岸でやりました！」と言わんばかりにアクセル全開。ウウウウウン！！
そしてウィンカーに指が届かないという第一の障害発生。ひまわり学級に移されました（嘘）
【部屋】
空き時間には教習所徒歩20秒の寮に帰れるので便利だ。でも待合室の漫画が読みたいので定期的に行く（漫喫扱い）
（↑ツインの部屋を一人で使うプラン）
ちなみに写ってないもうひとつのベッドはとてもエッチなピンク色をしています（語彙力）
オヨヨ？？？
（↑絶対にホームランバットの食べカスだ）
洗礼を受けた。ベッドの下もなんだか汚い。
と思った直後にチャイムが鳴り、教習所のお姉さんが申し訳なさそうに突っ立ってる。
「すみません。この部屋、掃除してなくて……」
合点！！！ と（心の中で）手を叩いた。
なるほどね。どうりで。
全体的には気にならないので大丈夫です〜とお姉さんには帰ってもらった。お姉さんもみんな可愛い。
【実技】
初日から早速運転した。
教官怖い。でも良い人。怖くなきゃダメよね、命に関わることだから……。
突然アクセルを踏み込む不治の病によってめちゃくちゃ怒られる（本当に申し訳ない）
「何故！！？？何故今！！？？意味わかんねえ！！！」
とキレられて「何が何だかわかりませんよ！！」とパニックになる（発作その1）
急ブレーキもお手の物。怒られたらアクセルで急発進（発作その2）
40分怒られ続け、最後の10分くらいで急にコツを掴む。逆に不安。不穏な時間が続く。
総評は「問題ない！」とのこと。
よかった〜〜と一安心。後部座席に荷物を忘れて帰り、怒られた。
自分のことを「天才チンパンジー」だと思っているので、怒られても「ウホ、ウホホ」としか思わないようにしよう。ふざけてないよ、パニックを防ぐためだよ。
【夕食】
（↑普遍的カレー 肉が少ない）
17:30-20:30の間に、勝手に店で食うシステム（盗め！ただ！欲しいだけ！）
「教習生」と書いたテーブルで食べるので、周りの人たちに「お！教習生か！」と言われる。教習生と呼ばれると恥ずかしいので騎士団と呼んで欲しい。
【まとめ】
一人でいるのも苦じゃないので、楽しく過ごせそう。
待ち時間に帰宅出来るのはマジで嬉しい。待合室の漫画、持ち帰れればいいのに……。明日の待ち時間は漫画発掘しよ〜〜っと。
（了）
